ブログ久しぶりなので、肩慣らし的に昔々に別のブログで書いた記事をサルベージしてみた。
皆様、ブロッターというものをご存知だろうか。
こういうやつである。
万年筆好きにはたまらない便利グッツの一つだ。
万年筆で筆記すると紙にインク溜まりが出来る。
書いてすぐにノートを閉じるとインクが付いてしまったりするので、インク付着を防ぐためにインクを吸着させる文房具の一つである。

高級感があったり可愛いデザインが多いのだが、問題が一つある。
第一に一般的な文房具としては若干高額であること!
そして、それにも関わらず……あまりにも他に使い道がない。
紙の吸い込みがよければ速乾なのでそもそも不要になるし、正直持っていても頻繁に使うかどうかは人による。
しかし、ただ吸い取り紙を押し当てるのは少々味気ない。
――そこで、先日買った吸い取り紙用に簡易のブロッターもどきを自作した!
しかも
完全無料!!←ここ大事(※材料費はだいたい500円くらい)
使い心地はブロッターと大差ないものを作ることができた。
問題があるとすれば見た目が…なところ。
次回作があればそちらはもっと見目の美しさを追求してみたい。
一応詳しい作り方を載せておくので、もし見た目は気にならないが吸い取り紙を使いたいのにブロッターをお持ちでない方がいれば、自作するときの参考に(するほどでもないが)して欲しい。
必要な材料は、
・吸い取り紙(製品は問わない)
・使い終わったガムテープの芯
・フェルト(なければいらないウールコートの切れ端などでも代用可)
・両面テープ
・クリップ類
のたったこれだけ。
新しく全ての材料を買うとしても、100円均一で揃えれば400~600円程度だ。

今回、私は無理やりなくなりかけのガムテの残り部分を別のガムテに巻いて無理やり芯を作ってしまったが、もし芯が無い場合はブロッターに似た形のモノであればなんでもOK!
100均でプラスチック製のかご型タイプの入れ物に限りなくブロッターに近い形状のものがあったので、それを使ってみるのもいいかもしれない。
材料を用意したら、
1.まずフェルトをガムテープの芯の幅に切る。
2.フェルトの幅に合わせて両面テープを貼る。
この時、両脇2か所の端の部分を四角く貼ると剥がれ難くなる。
3.フェルトを貼る。とこんな感じになる↓

4.吸い取り紙を巻きつけ、クリップで両サイドを留める。
以上で最初の写真のようなブロッターもどきの完成だ!
今のところ使っていてずれるなどの不便を感じることなく、ブロッターと同じように使用中。
インクが乾くのが待てず、急いでノートを閉じたい時など、吸い取り紙だけをあてるとどうしてもずれてしまいインクでかえって汚してしまうこともあった。
簡易ブロッターもどきのおかげでそういった事故がなくなったのは大きい。
なにも万年筆のインクだけでなく、水性タイプのボールペンや蛍光マーカーペンにも応用できるし、引出に入れておける大きさなので(元ガムテープなのだから当たり前だが)案外重宝できそう。
ブロッターには興味があるけど、ちょっと高価なんじゃないか?と思っている方がいれば、簡単なのでぜひ試しに作ってみて欲しい。
コメント